過去30年間の国内外での染色体工学に関する共同研究成果を元に、他に類を見ない染色体工学技術をさらに発展させ、世界をリードする産学官連携の拠点コアとする。特に下記の7課題に取り組んでいる(図参照)。
また、産学官連携の地域イノベーション事業として、とっとりバイオフロンティアとともに産業創出を試みている。

染色体工学技術は従来の大腸菌/酵母を宿主としたクローン化DNA技術と異なり、哺乳類細胞中で染色体そのものを自在に操作することが可能であることから、従来技術では達成できなかった課題(例えば、メガベース(Mb)単位の遺伝子導入や複数遺伝子導入)を克服してきました。これまでに構築した世界最先端の染色体工学技術基盤を用いて、上記課題を実施することにより、医療および医薬品・機能性食品の開発による国民の健康増進と経済活性化への貢献が期待できると考えられます。 このような出口を見据えた基盤研究を実施しているので、企業サイドからも利用できる資材があれば利用していただき、共同研究を実施することで、さらに良い技術開発を行っていきたいと考えています。