English
トップ > センター概要 > センター概要

~鳥取大学発の世界的技術の発信と継承~

今後のセンターの役割は、最先端の研究実績をいかに実用化するかということである。
筋ジストロフィー遺伝子治療プロジェクトを始め、癌の原因遺伝子の解明が進めば、産学の連携により治療薬の開発が可能となる。
世界で唯一の染色体医工学の研究センターとして、さらに実用化が進む研究成果を積み上げていくことが、染色体工学研究センターが担う役割である。
現在、当センターが実施している染色体工学研究の応用の可能性は広がり、特に遺伝子・再生医療、医薬品の開発等の側面より、社会貢献に大きな期待が寄せられている。特に、新領域ともいえる染色体工学技術の開発と医学や医薬品開発等に関する異分野との融合により、先端医療、医薬品の開発と安全性評価システムの構築等に関して5年後のゴール(下記図参照)を設定し、医療や新産業へのグローバルレベルでの発展に寄与することを目的とする。
染色体工学研究センターは4部門からなり、それぞれ以下の目標を設定している。

<染色体工学研究センター プロジェクト研究概要図>

センター概要

 

<生命現象研究部門>
染色体の構造や遺伝子発現制御メカニズムの解明研究を行い、その成果を最新の染色体工学技術開発に役立てる。
また、医学、生命科学研究と染色体工学研究を融合できる人材の育成を行う。

<バイオモデル動物開発部門>
疾患モデル動物や医薬開発モデル動物の開発と共同研究の実施及び人材育成に貢献する。
特に、ヒトの薬物代謝遺伝子をもつマウス・ラットの開発(医薬品開発に貢献)及びダウン症モデルラットの開発(精神疾患、アルツハイマー症候群やがんの治療モデル)を行なう。

<創薬開発・支援部門>
ヒト抗体産生動物を用いた抗体医薬開発及びその支援、体性幹細胞や iPS細胞を用いて遺伝子治療や再生医療、更には医薬品開発に向けた基盤研究とその応用分野における人材育成。

<ゲノム編集技術開発部門>
 染色体工学技術にとって、簡便に染色体改変を行う技術は不可欠である。
したがって、近年急速に発展してきたゲノム編集技術の導入と既存の部門との融合は、染色体工学研究技術開発の加速化に繋がる。
特に、広島大学大学院理学研究科数理分子生命理学専攻山本卓教授のもつゲノム編集技術は、世界最先端のものであり、
山本教授を客員教授として招き、センターの活動を一層活性化していく。

 

 現在テーマと5年後のゴール

Copyright © 2009 Tottori University Chromosome Engineering Research Center.
〒683-8503 鳥取県米子市西町86 / TEL: 0859-38-6212 / FAX: 0859-38-7514