実習が大変だと思いますが、どのように学習に取り組んでいますか。

今はそれぞれの分野の実習を通して、わからないことや疑問に思ったことを調べて学び、学んだことを看護に取り入れられるように取り組んでいます。
例えば呼吸音を1つとってみても、私は実際の副雑音を聞いたことがありませんでした。
そこで、QRコードで副雑音が聴ける本やYouTubeを活用することで、実践の場で聴き分けができるように勉強していました。
また、実家に住んでいるため、洗髪やバイタルサイン測定などの看護技術を家族に試しています。
ほかには、家族の健康診断の検査結果を見て、今後どのようなリスクがあるのか、そして家族に対し何をどのように指導すれば良いのかなどを考えるようにしています。

本や講義で学んだ内容は、机上での学習を通して一見会得したかのように思いがちですが、実際の現場に出ると、いかにその知識が使えていないかが身に染みて分かります。
普段から友達や家族に看護技術を試したりと積極的に知識をアウトプットすることで、少しでも実践の場で活用できる「生きた知識」にできるよう心がけています。

また、土日や少し余裕があるときには解剖生理学の問題集や看護師国家試験の過去問を解き、これまでに得た知識の整理をしてから次の実習の領域へ移るようにしています。


苦手科目の対策、克服法はありますか?

「苦手だ!」と思っていても、実際に勉強してみると案外そうでもなかったり、むしろわかることが増えて楽しくなることもあるので、まずは「難しそう」「苦手だから」と思わずに手をつけることにしています。
それでも苦手意識が消えない、理解できないと思う時にはYouTubeなどを利用して視覚的に理解するようにしています。


学習のためのおすすめツールはなんですか。

ツールかどうかは分かりませんが、スマホの設定をグレースケール設定にし、画面を白黒にしています。
そうすると自然に見る気が失せるので、スマホ依存防止に良いかもしれません。


気分転換の方法を教えてください。

ずっと勉強し続けるのも大変なので、時には仮眠をとったり、美味しいものを食べたり飲んだりしています。
自宅では抹茶ラテをよく飲んでいます。
ただし、食べ過ぎ・飲み過ぎには注意です。


これからの3年生に伝えたいこと

嬉しいことだけでなく辛いこともある実習ですが、実習で得た学びや経験はきっと自分自身を成長させてくれると思います。
「目の前にいる患者さん・ご家族・地域の方々の力になりたい!」という姿勢を大切にしていれば、おのずと勉学に打ちこめるのではないでしょうか。
勉強することは多いですが、自分のペースで学習しつつ、将来素敵な看護師・保健師になれるようにお互い頑張りましょう!