学生・研修医の皆様へ

留学便り

留学生から届いた便りをご紹介します。

本田 正史(ピッツバーグ大学)

2006年4月から1年間、Pittsburgh大学泌尿器科へ留学しました。
ピッツバーグは、アメリカ北東部、ペンシルバニア州にある都市で、アルゲイニー川、モノンガヘラ川、オハイオ川、いわゆるスリーリバーの合流点にダウンタウンがあり、ゴールデントライアングルと呼ばれています。以前は鉄鋼業で栄えましたが、今はビジネスの町となり、全米でも比較的安全な町として知られています。


ピッツバーグ大学の直ぐ隣には、名門工科大学として知られるカーネギーメロン大学があります。そのため、両大学に多くの日本人が留学しています。ピッツバーグ大学は、スターツル先生が率いる移植医療のメッカとして有名で、今でも多くの日本人が移植の研究をされておられます。


ピッツバーグはけっして都会ではありませんが、NFL(アメリカンフットボール)の強豪、ピッツバーグスティーラーズ、NHL(アイスホッケー)の強豪、ピッツバーグペンギンズ、MLB(メジャーリーグ)のピッツバーグパイレーツの本拠地としても有名で、大学からすぐのところにスタジアムもあり、暇をみつけては観戦を楽しみました。特に、パイレーツの本拠地PNCパークでみるナイトゲームは最高で、日没近くになると球場後方にあるダウンタウンのビル群に徐々に明かりが灯りだし、さらにこのビルに夕日が反射して野球場とビル群が一枚の絵になり何とも言えない美しい景色になります。ビールとバッファローウィング(この地方で良く食べられるチリソースの鳥の手羽先煮)を食べながら何とも幸せな気持ちになったのを今でも思い出します。


この事ばかり書いていると遊んでばかりのようですので、少し本題に戻しますと、私の研究は、排尿機能に関する生理学的・薬理学的研究を行っておりました。アメリカでは、特に動物実験をするにあたっては、動物愛護団体からの規制が厳しく、ピッツバーグ大学では、動物の管理の仕方などの各種講義受講やソーシャルセキュリティナンバーの取得などを行い、留学してから約3か月経過して初めて実験を開始することが出来ました。しかし、私がお世話になったラボは、日本からも多くの留学生が来ておられ、また、韓国、中国、スペインなど国際色も豊かで、この多くの先生から実験の具体的な指導を受けたり、貴重なアドバイスを受けることができたおかげで、充実した生活を送ることができました。当時お世話になった先生にはこの場をお借りしてお礼を言いたいと思います。本当にお世話になりました。


また、ボスである、吉村直樹先生御夫妻、Michael B Chancellor先生には留学中、公私ともに大変お世話になりました。特に吉村先生御夫妻には、留学前より生活の面でも大変にお世話になり、いろいろなことに気を遣って頂いたおけげで、家族共々、不自由なく留学生活を送ることができました。本当にありがとうございました。


今後は、この経験を生かして、お世話になった先生方に少しでも喜んで頂けるような臨床および研究ができるように頑張っていきたいと思います。

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