世界の予防医療と医師のキャリアパス研修(WHO-WPRO&Phil-DOH Program)

毎年3月に、課外活動として、国際機関、フィリピン保健省、同附属機関、日本の国際協力機構、その他において、学生の研修事業を行っています。
この度、2018年の予定が決まりましたので紹介します。

 

世界の予防医療と医師のキャリアパス研修(WHO-WPRO&Phil-DOH Program)


【研修の目的】
 世界各地を震源とする感染症を始め、近隣諸国と共同して疾病を克服すべき対象は、ますます増加することが予想されます。そこで、日本や世界の医療に貢献する契機を求め、また、予防医療の問題点と課題克服の難点を知るために、国際機関や他国の予防医療の現場視察を計画しています。
 世界保健機関西太平洋事務局では世界の医療の諸問題とその解決策について、フィリピン保健省では途上国医療のそれらについて、問題点と克服策について議論を試みることを予定しています。そして、保健事業(性病や予防接種事業など)の実際を観察し、途上国の医療活動の実態とその限界を知る機会を予定します。併せて、国連機関など、病院医療関係者以外の医師のキャリアについて認識する機会にしたいと思います。

【実施期間】
2018年
 3月7日(水) 世界保健機関西太平洋事務局
 3月8日(木) サンラサロ病院国立レファレンスラボラトリー、フィリピン保健省、マニラ市性病保健所
 3月9日(金) 鳥取大学による糖尿病患者会支援プロジェクト訪問、JICAフィリピン事務所


※なお、2017年3月のこの研修を契機にして、2017年8~9月に医学科3年生が世界保健機関西太平洋事務局にてインターンシップを経験しました。この国際機関には世界各地から学生がインターンを経験するために訪問しており、国際機関の業務の内容に精通すると同時に、世界の同世代の若者のネットワーク形成に大きな役割を果たしています。