活動

【作業療法士さんの視点に学ぶチーム医療】開催の報告

鳥取大学保健学科の精神看護学(奥村ゼミ)では、【作業療法士さんの視点に学ぶチーム医療】のセミナーを開催しました♪ 精神科ってどんなところ? 精神科には、こころを病んだ方の治療を専門に行う科です。 うつ病や統合失調庄の方など、さまざまな方が入院されています。 こころの病は、同じ診断名がついたとしても、症状の現れかたはひとりひとり異なっています。患者さんが困っておられることもさまざまです。そんな精神科には、入院して治療をうけられる精神科病棟があります。 病棟では医師や看護師以外にもどんな職種の方が働いているの? 病棟では、患者さんの個別性にそったケアを提供するためにも、医師や看護師だけでなく、作業療法士さん、心理士さん、精神保健福祉士さん、薬剤師さんなどなど、さまざまな専門家が働いています。チーム医療です♪ 精神科におけるチーム医療♪ 患者さんへの質の高いケアの提供のためには、それぞれの専門性を活かすことが必要です。そのためには、お互いの専門性についての理解を深めることも不可欠です! 作業療法士の大宮さんから学ぼう(*゚▽゚*) そこで、今回は、米子病院で作業療法士をされている大宮啓徳さんにお越しいただき、具体的な日々の実践のお話をいただきました(*゚▽゚*)

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↑作業療法士の大宮さん 精神科病棟だけでなく、精神科デイケアや認知症病棟など 豊かな経験をお持ちのかたです! こころをほぐす作業療法士さんの技 座ってまじめなお話を・・・と思ったら、まずは「寿司ネタゲーム♪」からスタート!

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↑チームに分かれて、“寿司ネタ”を狙います。 これは、作業療法士さんが実際に患者さんへされているプログラムの1つ! ゲームをして楽しみながら、 ☆リラックス効果 ☆対人交流のきっかけづくり ☆達成感や喜びの共有 などなど、 治療的な様々な目的が意図的に組み込まれていることも学びました♪ いつの間にか緊張感がとけて、笑顔です(((o(*゚▽゚*)o)))

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↑こころとからだが解きほぐされたところで、大宮さんのお話をお聴きしました。 ☆大宮さんが日々の患者さんとのかかわりで大切にされていること ☆患者さんとのエピソードややりがい  ☆連携しやすいと感じるとき などなど 具体的なお話を聴くことができました♪

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~語ってくださった内容の一部をご紹介します~ ”☆やりがいについて、患者さんの笑顔はもちろんうれしいけど、自分がいなくちゃ生きていけないようなかかわりよりも、患者さんが自ら生活できるようなかかわりを大切にしているよ”   ☆できないことを問題ととらえず、“どうやったらできるかな~”“何があればできるかな~””そのためには何をしなくちゃいけないかな”と考えるし、そのために、しっかりと患者さんを理解することを大切にしているよ  ☆プログラムに出てこられない患者さんにもできるかぎり声をかけて、かかわるようにしているよ。無理強いをせず、患者さんが自分で決められることを大切にしたいとおもっているよ ここでは紹介しきれない 熱くあったかいお話をたくさんいただきました。 質問もたくさんさせていただきました♪

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具体的なお話をいただき、多くの学びや気づきをいただきました!! ~参加学生さんの気づきの一部をご紹介します~ ☆患者さん中心の看護をできるひとになりたいと強くおもいました ☆「援助する」でなく、大宮さんのように「援助させていただく」という気持ちを忘れずにいたいとおもいました ☆感謝されるばかりが最高の援助ではなく、患者さんがご自分で生きてけるような援助をできるひとになりたいと思うようになりました。 ☆個をみながら全体をみれるちからをつけたいです ☆朝の声かけでも、プログラム中のかかわりでも、どんなときも個別性にあわせたケアをできるひとになりたいです 作業療法士さんの専門性を教わっただけではなく、なりたい自分について学生さんが自分に問いかける機会にもなりました。 次回開催が愉しみです。 (鳥取大学医学部保健学科 地域・精神看護学講座 奥村)


鳥取大学医学部 保健学科看護学専攻
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