国立病院機構松江医療センター小児科医長 齋田泰子先生

経歴

鳥取大学医学部医学科 平成4年卒業

所属学会

日本小児科学会 日本小児神経学会 ●摂食嚥下リハビリテーション学会 
日本重症心身障害学会 日本医療マネジメント学会

専門領域

重症心身障害
筋ジストロフィー

学生や研修医への提言

松江医療センター小児科の齋田泰子と申します。よろしくお願いいたします。
松江医療センターには重症心身障害と筋ジストロフィーの患者様の長期療養病棟があります。重症心身障害の診療に関しては、Post-NICUとして超重症児の受け入れ、重症児デイケア、短期入所などの在宅支援に力を入れています。筋ジストロフィーの診療に関しては、心不全や呼吸不全などの合併症に関する診療、定期的な状態評価のための検査入院も行っています。筋ジストロフィーの長期療養病棟は中国地方では当院を含めて2病院しかないため近隣の県からも定期検査や入院希望があり、地域の先生方と連携を取り診療を行っています。また、このような病院での医師の役割は診療だけでなく、生活の充実も重要な課題であり、看護やリハビリのスタッフ・療育担当者、養護学校や地域の関係機関など多職種とも連携し、様々な取り組み(たとえば、重症心身障害の方ではスヌーズレンや陶芸活動など、筋ジストロフィーの方ではパソコンでのイラスト作成やTシャツの製作・販売、車いすサッカーの支援など、その他、重症心身障害児や筋ジストロフィーの療育キャンプへの参加、巡回療育相談会、摂食講習会など)を行っています。とてもやりがいのある仕事内容だと思います。
興味のある方はぜひ一度見学にお越しください。(私にご連絡くだされば院内をご案内いたします。)