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現場からの声

救命救急センターで働くスタッフからのメッセージ

救命救急医への思い

 一番ヶ瀬 博
救命救急センター医師
一番ヶ瀬 博

 ドラマを見てかっこいいなと思ったのが救命救急医を目指したきっかけでしたが、医学部で勉強していく中で、一つの臓器にとらわれるのがもったいない、全ての診療科を診たい、電車の中でドクターコールが掛かった時、街中で目の前で人が倒れた時、いざという時に動ける医者になりたいと思うようになりました。
 救急の現場では、短時間に適切な処置を行なわなければなりません。疾患によってはゴールデンタイムがありますし、あらゆる患者さんに対応できる医学的な知識と診断能力が求められます。
 また、ドクターカーやドクターヘリによる現場からの医療を実践できるのは、他の診療科にはない、やりがいを感じるところです。

 救急外来ではウォークインの患者さんに対し、なるべく早く(2~3時間以内に)診断をつけて、帰宅させるか入院させるか判断しなければなりませんが、限られた時間をうまく使うのは訓練しないとできません。救急では、時間を意識しながら診療する訓練をやっていきます。
 救命救急センターでは、集中治療室で多臓器にわたる全身管理の方法を学ぶことができます。

 目の前で急に人が倒れた。そういう状況は、経験がないと慌てるものですが、実は急変対応って難しくない。やることはそんなに多くないのです。
 救急での経験は、後々いろいろな専門の診療科に行ってからも役に立つと思います。

 

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法医学と救命救急

 吉宮 元応
救命救急センター研修医
吉宮 元応

 もともと法医学に興味があり、いろいろな症例や生死の連続性を勉強するため、初期研修で救急・集中治療医プログラムを選択しました。救命救急の現場に入って3週間経ったところで、まだまだ慣れないことばかりです。手技は誰でも回数をこなせば覚えられると言われていますが、病態のアセスメントや治療方針の決定など指導医のように判断できるように、カルテをまとめながら勉強しているところです。

 目の前に治療を必要としている人がいて自分がいないとその人を救えないという場面で救命救急の重要性を感じます。
 私は医学部5年生のときに、けいれんし、呼吸が止まっている子どもを目の前にして、対応が分からず結局救急に電話しました。医学生といえども医者の端くれと周りから期待されますが、何もできませんでした。自分に欠けている急変時の初期対応のスキルを医者の基礎知識として最低限マスターしておきたいと思ったのが救命救急に興味をもったきっかけです。

 今後は救命救急と法医学をつなげる役割が担えればいいと思っています。救急科で臨床像や現在の治療法を熟知しておくということは死因究明にとってとても重要なことであり、一方、救急では亡くなられた方の原因について解剖でしか得られない情報をフィードバックして欲しいという思いがあります。両方を知っている人がいれば、合同カンファレンスなどにより救急医学、法医学の両方の分野の進展につながると考えています。